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Nurse Care for DLB ※DLBのお父様を在宅de介護される娘っこのBlogです。 ¡Hasta mañana! 介護な生活 こぶたのきもち DLB/レビー小体型認知症 レビー小体型認知症 DLBのすべて 認知症の幻覚と妄想 DLB/Dementia BBS こぶたさんのBBS 介護な生活BBS Excite Blog すろーすろー なんちゃって兼業主婦日記 azami 57歳 バツイチ男の介護日記というか、ぼやき・・・ **介護ライフ**在るがままに 薄れゆく日々 要介護5・爺様日記 車椅子障害者の介護日記 POCO A POCO MUSIC 古希残照人生、日々是好日 In Their Twenties ※20代で介護してる方、他にいたら教えてくださいッ。 ツナの部屋 mayumi*のココロ ばあちゃんの介護され日記 My Faborite Blog つるちゃんとかめこ 日々典々 独身長男の介護日誌 認知症と付き合うボヤキ イカス!極楽介助天国! 在宅介護の日記 母と娘の脳卒中リハビリ日記 にこにこ堂ちえまる本舗 諸行無常 微笑み介護日記 パンドラのつぶや記 頑張れ!!一人娘! 愛しいもの達 Heartful Infomation 車いす お出かけ 情報 About Dementia HDS-R 10 Simple Wisdoms for Dementia Care Blog Runking of Welfare and Nurse Care Items for Dad Jurlique Coleman The Body Shop Littmann Nursing Rug Cuisinart Book Mark Mixi Kuwagata-Tumami scallops | Profile フリーランスでしごとちう。 平成14年末パパは認知症と診断。症状の悪化で16年1月から実家に戻って同居。その後おうちパパ介護のため2級ヘルパー取得。わやくちゃ介護生活は3年目に突入でやんす。ちなみにおれは長女だYO! Mail Me Copyright(c) 2005-2006. Scallops All Right Reserved ライフログ
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医学的には言葉を認識することができないはずの父と、日々会話をしている。
ときには一方的においらがはなし、ときには父がしゃべる分からない言葉をひたすら聞く。だけど、ときには本当に普通の会話ができることがある。これをいって、信じてもらえるのかどうかわからないのだけど、今日が後者だった。 父は今日、饒舌だった。 つづきは後でアップしますー。もうでかけなくちゃだ。 ![]() おかげさまで父は元気にしてます。穏やかな日々。 今日はほんのちょっと機嫌わるかったなぁ。ぼやぼやして、わけわかんなくて、すこしだけだるそうだった。顔しかめて、咳き込んだりもして。でも、怒ってるわけではないの。 病棟のあちこちで怒号が聞こえた。一見してイライラして見える患者さんたち。「Y本さん(仮名)、どうしたのかしらねー」。他の患者さんをケアしながら、看護師さんがふりむいた。食事ちうからずっと、めっちゃ対応に追われている。 日曜日の夜。医師はすでにいない。 イライラしたり、怒鳴ったり、落ち着きがないのは、たぶん低気圧のせいだ。医者は「そんなものは非科学的だ」と、鼻で笑うかもしれないけれど。 気圧の高低差が激しいと、おれ自身が不調になる。今日は、午後からカラダがおもだるくなって夕方からどうにもひどい偏頭痛がはじまりそうだった。不調のせいか、ちょっとイライラ。病院に向かう車の中で、抑肝散陳皮半夏、安中散、さらに頭痛薬を飲んだ。 今の父だったら、五茱萸湯か五苓散で水分代謝を促したら、だいぶ楽になるだろうなぁ。 Y本さんには抑肝散、M田さん(仮名)には五茱萸湯。そんでもイライラが治まらなければ軽い頭痛薬を飲ませるだけで、だいぶ落ち着く気がする。不調を具体的に伝えられないから辛いよね、認知症患者って。ほんでもて、薬のことはあくまでおれの妄想ですのであしからず。 他の患者さんのことはともかく、父にはお湯の用意をしてくればよかった。今日の反省点。なかなかタイミングとかむずかしいんだよなぁ。けど、次はそうしよう。ハーブティ飲ませるだけでも落ち着きそうやし。 一昨日は、父の体調がとてもよくて、久しぶりに泣いてしまった。 食事の介助をしていたら、いきなり父から「○○○」と名前を呼ばれた。たぶん、もう一年くらい名前なんて呼ばれてなかったんじゃないかなぁ。びっくりした。あんまりびっくりして、反応が遅れて、しばらくしてから涙がぽろぽろこぼれた。ものすごくうれしかった。 だれにも気づかれないように、食事介助をふつーに続けて、最後にプリンとティラミスを食べさせる。父は今、でん部にかゆみがあって週一で皮膚科を受診ちう。どうしてもかきむしってしまうため、ステロイドで抑えてる。先週、ちょっと弱い薬に変えてもらったところだ。 「パパ、かゆみ止めのおくすりのもうね」と、看護師さんから渡された飲み薬を、ティラミスにかけて投与した。 今年の桜は、あっという間に散ってしまった。あれからまた父は高熱を出し、病院から呼ばれて例のごとく危篤のお知らせ。「いつ、何があってもおかしくありません」。うひー、またでたよ。決まり台詞やんな、もうコレ! 意識はなく、ハァハァ苦しむ父の傍らで、自らの無力をなげく時間をいたずらに過ごした。そんな日々に、おはなみを堪能するゆとりなんてまったくなく・・・。 てか、もちろん運転して毎日通りすぎる道のりで、満開の桜をたくさん見ることはできてるんよね。あうう、いゃ~、ほんとに、一瞬だけどもあれはきれいやったわ。ココロがふるえたもん。瞬間的でも、あれはおはなみやったんかも。ふむ。瞬時に花を楽しめる能力って、これ、花眼なのかな? ちうことは、年を順調に重ねてるってこと? えー、それって・・・。なんかちょっと複雑やったりして。 そりはともかく、要は、父を連れておはなみしたかったんやわ。そんな、今いうてもしかたのないことを少々悔やんでみたりする平成19年、春。人の欲望というのは無尽蔵なもんやね。 そんなわけで今月の和漢診療日にも、父はまたどうにか復活をとげ、入院先の病院を抜け出すことがでけた。こんなときだけだけど、神様ありがとう。月イチのドライブが、おれら家族のお楽しみと化しているこの事実。なんだか不思議やわ。でも、おれ自身は不調なのよ。先月と比べたら・・・、どうなんやろ。こないだの不調は、確かにようなった。けど、今回は、お口が開かなくなってもうて。先生からは「ストレスですね」と、一言。ま、そりゃ仕方ないわ。で、肩から首にかけて置きバリをしてもらうことになった。 おれももっと強くならないとなー。最近ちょっと弱虫すぎたから。 昨年末から悲しい出来事が続いた。直接関係ないのかもしれないけれど、それでも辛い。とっても辛かった。今もまだ引きずっている。この感覚は、なんて説明したらいいんだろう。ま、しかたない。時が解決してくれるのを待つだけだ。 診察後、今回も、病院のレストランで父にタマゴ雑炊を食べさせる。 熱々のタマゴ雑炊に、トロミパーフェクトを入れてまぜまぜ。スティック状のだと、トロミをつけるものによって、量の(つまりはトロミの)調整をとるのがむずいので、おれはジップロックコンテナにザザッと入れて持ち歩いている。これならいくらでも加減でけるから。 入院先の病院で父が食べる食事はミキサー食なので、外出時にフードプロセッサーを持参ででかけてレストランに相談することも考えたんだけど、多少なりとも「かめる」、本人が「かもうという意識(というか気持ちが)ある」うちは、月イチのおでかけ時くらい食べさせてしまおうと考えた。 医療関係者なら、無謀だというのだろうな。でも、無謀でも家族はやるのです。 scallops家で父にものを食べさせるときは、「これを食べさせたことが原因で死ぬことがあっても構わない」という覚悟をもって臨んでいるです。毎回が真剣勝負なのら。まぁ、実際にそうなったら、やっぱり多少は家族で悔やむんだろうけれどもね。 そんでも、これは家族で決めたこと。父を介護してまる3年が過ぎた今、うちの結束はかなり固いんですわ。ぶふふ。そして、どう介護していくか、どう父を見送るか、はっきりした方向性が決まっておるです。あとは、その場になったときに迷わない力をもつこと。毎日がそのシュミレーション状態。とりあいず今、食べさせるか止めるかは、わたしが決定していいことになっている。 という感じで、端から見たら「ほほえましい家族の食事風景」なんやろうけどもね。実際は、相当真剣ですわ。そんでもって、今回も、無事に食わせることがでけました。ついでにデザートのプリンまで食べさせちゃいますたよ。 帰り道、いつものお花屋さんに寄って、サービス品のバラを全部買い占めてきますた。おはなみでけなかったから、せめてバラの花でも楽しんでもらおうかと思ったわけです。お見舞いにバラってどーよ! とも思ったけど、病院スタッフが「きれいねー」と、単純に喜んで飾ってくれました。97歳の祖母が知ったら、また激怒すると思うんやけどね。「トゲのある花を人様に贈るなんて!!」って。 月に一度の和漢診療日。おいらはこれを父に、「ドライブ」とか「おでかけ」と説明している。たぶん父は、なにがなんだかわかってはいないだろうけれど、そんなことはあんまし関係ないんだよね。おれは父を和漢の先生に診てもらいたくって、父はとりあえずおでかけで気分転換がでけて、母はいいとかわるいとかよくわからないけど一緒に参加することが最近は楽しみのよう。なんかね、「それだけでいいじゃん」て思うのん。 でね、ここんとこ、おれは父の病院へ毎日がんばって通い詰めていて、しごともそこそこ忙しく、なのに休みの日はおでかけ三昧していたせいか、ちょっとぼんやりしていたらしい。今朝はいつもどおり早起きしたのに、YouTubeとかぼーっと見ていたら出かける準備がぎりぎりになってしまった。しかも、忘れ物をして一度家に戻ったり。もうね、集中力ゼロ。 その後、入院先へ父を迎えにいって車に乗せたまではスムーズだったけど、いきなり高速へ入る道を間違える。ぷぎゃー。一瞬の気の緩み? こんなこと今まで一度もなかったのに。なんだかよくわからないけど、とりあえず今日は「気をつけて運転しよう」と気持ちを引き締める。 病院では、診察に必要な検査データを車の中に放置してしまった。診察中、走って駐車場まで取りに戻ることに。会計手続き時には診察券を母のバッグに入れたままだったし、カウンターでは父のおでかけ介護グッズを放置して忘れてしまった。そういえば、昨日はお財布を落としたのに一日気付かなかった。ほんとに偶然、知り合いが拾ってくれて事なきを得たけど、現金が2万円にカードも保険証も全部入っていたのよ。恐ろしい・・・。 父と母の診察後、おいらも診てもらってるんだけど、最近気になる症状を先生に伝えたら「相当疲れてるんじゃない?」といわれる。「そ、そういえば・・・・」。今日の集中力のなさに、この脱力感。さらには、なんか焦燥感すらもぼやけてる感じだ。 「確かに、オーバーワーク気味です。相当無理してます」。 その結果、今日の処方は「十全大補湯」だという。これね、たとえば病後の体力のない人がよく処方される漢方薬なのだ。病後でもなんでもないおれなのに。 てかおれ、肝も腎も相当疲労してるんだ・・・。先生が診ると、気と血がまったく足りてない状態らしい。飲んでみたい漢方薬のひとつだったから、ちょっとうれしい反面、そこまで疲れてる(と診断された)自分にちょっとびっくり。ここんとこ、気力と体力で無理やりカバーしてたのかも。がんばりすぎちゃったんかな? そんなわけで、会計後に忘れ物を捜して、思い当たるところ全部に聞いたらやっぱり会計カウンター前に忘れていたとのことで荷物は無事に戻った。リットマンの聴診器まで入っていたので、戻ってきてほっとする。高かったのよねー、これ。 その後病院のトイレで父のおむつを換えて、レストランでタマゴ雑炊にトロミをつけて食べさせ、薬をもらって、父を床屋に連れていき、入院先へ戻る。おれ、今日もがんばった。 病院に戻ったら、父がものすごい笑顔で超ごきげん。どうしたんだろうと思って「パパ、今日楽しかったの?」って聞いたら、「すごい楽しかった。こんなの初めてだ」といった。おれ、すげー驚く。 「こんな楽しいと思えたのが初めてだったんだね。よかったー」と父にいうと、父が「うんうん」とクビをぶんぶん縦にふり、おれの頭をイイコイイコしながら「ごくろうさん」といった。(言葉が通じてるとか、父が感謝の気持ちをおれに伝えるとか)あまりのミラクルに胸が詰まってもうたよ。 今日のおさしんは、父をベッドにつかせた後、入院先の病院の喫茶室にいって母とクリームソーダでホッとしてるところっす。今日も一日とってもしあわせですた。 「お父さま、今は、どんな状況なんでしょうか」むかし父がお世話になったことのあるデイサービス施設から、いきなりの電話。(父の症状について)ケアマネからは詳しいことをまったく聞いていなかったので、心配して連絡したっていう。ありがたいよね。そんなん聞いたら、おいらだって「ほんとに、うれしいなぁ」とか思っちゃうもん。 けど、状況を説明しているうちに状況が変わってきたの。てか、単なる営業の電話だったんだよね。ちょっと考えればわかることだったんだけど。 そんでね、父のことをはなしていれば、どうしても具体的な病状のことになるわけよ。だって、なんでこんなに長期間も退院でけないのか、ある程度説明しなくちゃわからないでそ。父は(家族から見れば)すこしずつ状態はよくはなっているけれど、正直まだ退院は無理。 このへんのびもーなニュアンスって、相手にわかってもらうのはむずかしい。で、まーそれ以前に、たとえ退院がでけたとしても、デイにそうそう簡単に通える状況じゃないわけでさ、だからとりあえず「父は嚥下に問題があり、医学的には胃瘻取り付けを宣告された症状である」ということを説明したの。そしたら、もうね、いきなりドン引きして声が小さくなっちゃった。 「そ、そんなに悪いんですか」「そこまで悪いと思いませんでした」だって。 おれね、最近じゃもうこれが当たり前になっているから、感覚が普通ではないのかもしれないんだけど、「ミキサー食で暮らしてる」からって、必ずしも「状態が悪いわけじゃない」と思ってるの。 入院ちうではあるけれど、パパはどうにか元気にしている。病気でも、それなりに日々をがんばって生きている。健康な人に比べたら、ひどい状態なのかもしれないけど、なんかね、「そんな言い方しなくてもいいやんか!」って、はなしてるうちにムカムカしてきちゃったんだよね。 病気で契約を一度解除することになった要介護者の家族に、半年ぶりに(営業の)電話をしてきて「そんなに悪いんですか!」って、どうなんかな。てか、そのしとは介護の関係者なわけでさ。それでも、こういう言い方になるんだなぁって思ったら悲しくなったの。そこはデイ専門の施設だから、「そんなに悪い人(=今回の場合は父ね)」を、あまり見たことないのかもしれないとは思ったんだけど。 そこのデイは胃瘻だと利用は無理、それどころかミキサー食ですらNGらしくって、で、まぁ、そういうことであれば営業担当としては、うちには用がないわけやん。とりあえず営業のしとはさー、それがわかったら電話を切る体勢に入る。で、その前にお愛想をいうわけね。 「治ったらまたきてください」「お粥(と刻み食)が食べられるようになったらぜひまた」「お父さま、早くよくなって退院できるといいですね」。こんな感じかな。とにかくいろーんなことをいわれた。 でも、うちの父、もう、そこまでよくなる可能性は、ないわけでさ。 たとえば、うちの父のように「胃瘻(じゃなきゃ無理!!)」を宣告されて医療保護入院になった人がさ、ふつーのごはんを食べられるようになるなんて、ほとんどありえないことなんよね。てか、逆にね、医学的に無理といわれながら、半年間ミキサー食をむせないよう続けていられることってすごいんじゃね? 本人も病院のスタッフも、なかなかがんばってくれてる成果じゃん、とか思ったりする。今のミキサー食を、すこしでも長く続けられることが、家族の切なる希望でもあるわけで。 もちろん相手はそこまで考えてないだろうし、単なる表面とりつくろい系挨拶のつもりでいってるんだろうけど、朝っぱらから、(おいらとしては)無神経(に感じるよう)なことをいわれ、なんか気分がもやもやしてしまったんだよね。「健康な方と違って、そうそう簡単に食事を戻したり、よくなるようなことはありませんから」というのが精一杯で。 でね、考えたの。おれは、彼女からどういってもらったら、こんなにもやもやしなかったんだろうって。いっぱい考えたけど、どういわれたとしても、おれはたぶんもやもやしただろうなって思った。やっぱ、要介護者の家族を抱える家族には、ダイレクトな営業の電話なんかかけるもんじゃないよね。元気になったら、また家族側、もしくはケアマネから連絡があるだろうしさ。無神経(に感じるよう)な電話を受けた家族の中には、まる一日、気分を害してしまう人もおるでな。営業の仕事って、たいへんだと思うけど、正直いっておもっくそメーワクですわ。 健康な人が(病人が)「こんな風になるといいな」「できるようになると幸せ」って思ってしまうのは、仕方のないことだと思う。自分がその病気を体験したり、家族や身近にそういう状態の人がいなければ、そのなかにもどんだけたくさんの幸せがあるか、わからないもんね。でも、なんかね、「できるようになることだけが幸せなのかな?」って、最近思う自分もいるの。だって、うちのパパ見てると、ミキサー食だけど、歩くのもままならないけど、入院中だけど、案外幸せそうよ。 Blog Runking of Welfare and Nurse Thanks for reading ! 毎日雨続きでうんざり。湿気がカラダに溜まると、そもそも冷え気味なのにますます冷える。不調が出てきてる友達も多い。おれも気をつけなくちゃだ。それから、九州地方のみなさんには、お見舞い申し上げます。 あれこればたばたしていて、しばらくブログをおさぼりしてしまった。 ばたばたの内容は、父の病院行きがメインで、母の病院へ行ったり、薬局へ行ったり、あれこれ調べ物したり、分子栄養学の先生に相談メールを書いたり(本を読みながらメールを推敲して練り練りしたので、これに3日かかった)、雑用がそのほかにてんこ盛り。その合間にすこし仕事して、あとはサプリメント探し。 きっかけは、先週末にもらった父の新しい血液検査結果だった。 梅雨時で、多少の不調があることを考えても、あまりによくない数値。ただ、これは西洋医学的には重篤ではないから、カリウム不足にカリウム製剤くらいで、大した治療対象にはならない。 それでも、この数字が、おれ的にものすごく不快だった。これまで父は、どんなに体調を壊しても、こんなへんてこな結果が出ることはなかった。おれが知る限り、父の血液検査結果はいつもおれよりずっと健康なのが当たり前。もしかしたらそれは単なる思い込みで、父の不調の具体的な原因に、おれが気づいてなかなかっただけなのかもしれないんだけれど。 でも、とにかく、今回だけは、むちゃくちゃ気になった。 2月から和漢診療を導入した。父は元気をすこし取り戻し、「理論的にいけば」もうすこしよくなっていくはずだったのだが、ここにきて逆に血液検査の数値が悪くなっている。それは現実問題として、きちんと受け止めなければならない。和漢投与のせいで、肝機能が悪くなる場合だってあるのだ。 よくなったことは、たとえばかかとの硬いのがやわらかくなったり、かさかさに乾燥していた肌はすこしずつだけどしっとりしてきている。冷えも多少は軽減。それは「そういう効果がある」漢方薬が処方されているから、当たり前の結果なのだ。ところが、足し算をしてるはずのに、血液検査では答えがマイナスになってしまう。しかも、前に、あまり見られなかったむくみもあったりするんだよね。これ、なんかおかしい。 高齢者だから仕方がない? 和漢だからあやしい? ちがう。どこかに、理由があるはずなのだ。 曖昧だった「ひっかかった気持ち」は小さな疑問になった。で、知識の切れ端を総動員して調べてるうち、分子栄養学にたどり着いたのである。本を読んで、とりあえずわかる範囲で父にサプリを盛り、様子を見て、あれこれ考えてるうちおれ的結論が出た。父の体調は、治療以前の問題だった。医学的に問題がなくても、分子栄養学的にその血液検査結果をみると、素人のおいらですが、栄養状態がとても悪くなっていることがわかったのだ。 おっと、時間だ。今日はこれから友達の家でホームパーティなので、これからレシピ確認など準備に入ります。続きは帰ってから~。 Blog Runking of Welfare and Nurse Thanks for reading ! 分子栄養学の本を読んで、やっつけではあるが、父の血液検査の結果のうち、今おれが調べられる限りの問題は、タンパク質、ミネラル(鉄)、ビタミン(特にB6、B12、E、葉酸あたり)の不足らしいことがうっすらわかってきた。鉄が不足ということは、ビタミンCも必要なんだよな。そこで病院へ来る途中に寄ったスーパーで、乳製品や栄養ドリンクなど、成分表示とにらめっこして選んでみた。おれは医者じゃないし、栄養学もきちんと学んだわけじゃないから、単なる気休めにしかならないかもしれないんだけどね。それでも、やらないより、やってみたほうがいいと思った。 部屋へ戻る間中ずっと、見えないなにか大切なものを、父はずっといじくっている。最近は「それはなに?」と聞いても、「わからない」ということが多くなった。食後にお腹がいっぱいかどうか聞いても「わからない」というので、とりあえず「甘いものでも飲んでみようか」といった。 乳酸菌飲料をカップに移して、トロミをつけて父に飲ませる。「おいしい?」と聞いたら、「うーん」と考え込んでいる。でも、「もっと飲みたい」と催促してるので、まずくはないのだろう。 ハーゲンダッツのアイス、カスタードプリン、生クリーム入りのコーヒーゼリーならもっと喜んで食べたと思う。けど、今日は栄養補助が前提なので、うまさは二の次。たった数回、こんなものを食べさせただけでよくなるとは思えないけど、小さなことからコツコツとだ。ほんとは、これが毎日できたらいいんだけどなぁ。 その後に食べさせたリコピンゼリーは、あんまりおいしく感じなかったようす。このへんの味覚の好みがあるうちは、父も大丈夫。今日のはきっと、甘みが足りなかったんだろう。次回は、やっぱ作ってもってこようかな。そのうち、ツバメの巣入りの杏仁豆腐でもやってみよう。 食後は、歯磨きをして、薄めたイソジンに浸したガーゼで歯をぐるっとぬぐい、歯ブラシとくるりーな、カップを洗い桶に戻してくる。さて、次は着替えだ。今日はたまたま洗濯物をもってきているので、ロッカー室のカギを開けてもらったり、頼んで出してもらわなくても大丈夫だ。よかった。大安だから、タイミングがよかったんだ。・・・ということにしておこう。 「ズボン、濡れちゃったね」といったら、「濡れちゃったんだよ」と、父。 「お着替えしようか」といって、車イスの抑制帯をはずして父を立たせる。車イスの座面にはトロミの水溜りができていて、エアクッションもびたびたにぬれていた。思っていたよりだいぶひどく、ズボンを脱いだおむつ姿でふたたびここには座らせられない。こんなぐしゃぐしゃやったら、ずいぶん気持ちがわるかっただろうなぁ。 父を抱えたままでズボンをひざまでおろし、別のイスまで移動させて、そこに座らせる。父は、半分わかってないけど半分はわかってる感じで、動かそうとすると一瞬拒否るのだが、大きな抵抗はなく、おとなしくいわれたままにしている。たぶん危険がないことだけはわかるのだろう。もちろん「濡れたズボンを着替えるために立つんだよ」とか、「あそこまで移動するよ」とか、「脱ぐのに一度すわらなくちゃね」とか、イチイチ説明しながら作業するんだけど、暴れるのを覚悟してたせいか、思っていたよりはスムーズだった。幸い、足やおむつは、特に塗れていなかった。トロミのせいだろう。 「じゃ、新しいパジャマを着ようね」といったら、片方ずつ足をあげる。いつも、今日のように落ち着いていてくれたら、悩みも少ないんだけど。着替えが済んだら、父はちょっと元気になった。最近とても疲れて見えるので、あんまり無理はさせたくないんだけど、足の甲にむくみがあるので多少は歩かせたかった。どうにか父を誘いだし、一緒にいちばん近くのソファまで歩き、靴下を脱がせてマッサージする。 痛くて怒るが、「カラダのためだから」と説得して、左足裏を丹念にマッサージ。そのうち、ちょっとぼんやりしてきた。このまま眠くなって、歩けなくなると困る。そこで、マッサージを途中で切り上げて、部屋へ戻りベッドへ横にさせ、抑制帯をつけてもらう。続きの右足マッサージをベッドの上でやっていたら、父は瞬時に入眠してしまった。 Blog Runking of Welfare and Nurse Thanks for reading ! ※しばらく、コメントとトラバ機能をOFFにします。コメントにお返事つけるのが時間的にちょっとむずかしいというだけで、他に特別な理由はありません。ブログの更新は、ぼちぼち続けます。コメント機能は、そのうち地味に復活してると思いますので、そのときはまたよろしくお願いいたします。 夕方、病院へ。面会票に名前を記入していて、ふと日付を書くのにカレンダーを見たら、今日は大安だった。食事はとっくに始まっており、父は早くもほとんど食べ終わっていた。すでに、トレイも撤去されて、目の前に残っているのはお味噌汁のみ。今日は相当おいたをしたらしく、あれこれこぼして汚した残骸が、テーブルの上を見て受け取れる。 父は髭を剃った様子がなく、ぶつぶつと無精ひげが生えていた。 入院直後はこれが気になって、何度も自分で剃ったりしたなぁ・・・、なんてことを思いながら、横のイスに座った。父は、無精ひげがすきじゃない。最近は、結構毎日きちんとしてもらっていたから忘れてたけど、やっぱり小さなシェイバーを買って持参したほうがいいかな。 父のシェイバーと爪きりはナースステーションに置いてあるのだが、出してもらうには、忙しいスタッフの手をわずらわせなければならない。そういう小さいことが(申し訳なく)面倒で、小心者の家族は小さなことを諦める場合が多い。 「ごはん、おいしかった?」と聞いたら、「それが、わかんないんだよ」と父。 父が両手でもてあそんでいたスプーンの柄が、ミキサー食ででろでろによごれていたので、持参したウエットティッシュで拭き、残りのお味噌汁を、父の口へ運んだ。父はなんの抵抗もなく完食する。 お碗とスプーンをワゴンへ片付けた後、エプロンをはずそうとしたらずっしりと重かった。こぼれたミキサー食が下にたまっているようだ。父は食べるときの汚し方がひどいとのことで、エプロンは三重装備にされている。まずバスタオルをタテにエプロン状にかけて首の後ろで軽く結び、その上にエプロンを二重にかける。 おれがいるときは、横から監視して器の角度を何気に横から支えたり、こぼれそうなお粥はスプーンや器でキャッチ、器が倒れる前に戻し、残ったミキサー食をこそげとって口に入れるから、ここまでこぼすことには気がつかなかった。どれだけ汚れても「ひとりでやる」ことは、父にとってとても大事なことだと思う。家族は、うっかり手を出してしまうからね。その意味で、この病院のやり方はありがたいし、支持できる。ひどい汚れを見ることも、以前ほどに抵抗はない。だけどただでさえ少ない食事の、4分の1はこぼれていそうで、それだけは気にかかってしまうのだ。父に、これ以上痩せて欲しくない。 ふと視線を下に移したら、太もものあたりが茶色く濡れていた。 トロミのついた麦茶を、マグごとひっくり返したようす。拭いた跡はなく、表面張力でこんもりと溜まっている。マグはすでに片付けられていたから、(おれだったら)気づかないはずないけど、(スタッフはいろいろ忙しいだろうし)気づかない人もいるのかもしれない。これは皮肉でもなんでもなく単なる事実として、この病院では「お茶をこぼして濡れる」程度は、スルーの基準なんだなと思った。 入院当初は、自分も病院のやり方がイマイチわからなかったりして、(家でやっていたこと、前の病院や施設とは違う)小さなことがとても気になった。けど、父がだんだんよくなっていく様子を見て、すこし考え方が変わってきた。 家族は目先のほんの小さなことで、一喜一憂する。けど、介護する上でほんとうに大切なのはそこじゃない。父が(ある程度の基準で)健康で、安全にいられることが第一なのだ。すこしはなれた目で見ることも大切なのだと思う。なにより父を甘やかせすぎてはいけないことは、この病院のケアから学んだ大きな収穫だった。 それでも、今日おれがこなかったら、父は濡れたズボンのままベッドへ寝かされてしまっただろう。そして、それを知る人はいない。日々の介護士さん、看護師さんたちの働きぶりを見ていれば、このくらいのことは「仕方がない」と思うし、それを非難するつもりもない。けど、家族の在宅による介護だったら、濡れたズボンで放置することはありえない。 ただひたすら単純に、今日は来てよかったと思った。(つづく) Blog Runking of Welfare and Nurse Thanks for reading ! ※しばらく、コメントとトラバ機能をOFFにします。コメントにお返事つけるのが時間的にちょっとむずかしいというだけで、ほかに特別な理由はありません。ブログの更新は、ぼちぼちですが続けます。コメント機能はそのうち地味に復活してると思うので、そのときはまたよろしくお願いいたします。 # by scallops | 2006-07-13 13:21
紫蘇ジュースをゼラチンで固め、ぷるぷるのゼリーにして病院へ持参。磁器の器でつくって、ラップして上に保冷剤をのっけていった。今日は、久しぶりに母と一緒だ。前日に味見したら、濃くしすぎたせいかちょっとえぐみがあったので(甘いもの好きの父用に)、ハーゲンダッツのバニラをトッピングして、母から父に食べさせてもらった。母はお客さんじゃないからね、なるべく使うのだ。おいらとしては、ここがポイント。 不穏続きだった父が、いきなり「うまいッ!!」って叫んだ。 久しぶりに「ッッッ!」の部分に、勢いがあった。これは、ほんとーにほんとーにうれしい。ふだんは、悲しくてたまらないことのが多いけど、こんな些細なことで、父の笑顔が見られるだけで、十分幸せになれるんだから、介護ってやめられない。でも、今日うれしかったのはそこまで。 むかしの父が、もう戻ることはない。今日は、ほんとに実感してしまった。 病院へいくたび、現実がつきつけられている。父は病気なのだ。もうよくなることはない。頭では理解している。だけど、外見が急激に変わってるわけではなく、もしかしたら、うちにだけは奇跡が起きるかも! なんて、家族はどうしてもミラクルを信じてしまうんだよね。ばかばかしいことだけど。 父が「認知症だ」とハッキリ告げられたとき、もちろんその数年前から様子はおかしかったわけで、多少、諦めに似た気持ちはあったはずだ。だから「父がこれから変わっていってしまうだろう」ことはうっすらと感じていた。けど、正直、当時はまだどこかに他人事のような気持ちがあった。 あれから父の認知症は、ほんのすこしずつ、ゆるやかに進んでいき、2年前には日々のことがまったくできなくなった。けれども、喜怒哀楽は当たり前にあり、会話も(へんてこではあるけど)成立した。当時はまだ、(運動神経抜群だった父が)まさか(脳の病気で)本当に歩けなくなってしまうとか、娘の名前までがわからなくなるなんて、真剣には思っていなかった気がする。 今の父は、ひとりでは歩けない。家族のこともほぼ思い出せず、なにがなんだかわからないでいる。 目の前の父は、ベッドから立たせて座らせようとするだけで暴れるので、ふたりがかりで車イスに座らせた。起こすのにも時間がかかったが、父は82歳にしては驚くほど腹筋が強く、自分が「起きたい」と思うときは、まるで『エクソシスト』のリーガンのように(ふるっ!)ピョコンと起き上がることができる。これは、腹筋力ゼロのおれにはでけないこと。ただし「自分が起きたいとき」限定なので、今日のようにじっくり待つことができるときは、5分から10分も放置していれば起き上がってくれる。で、家族もユトリがあるときはそんな些細なことで、「元気でいいよね」「筋力すごいね」と喜べたりするんだけれど、介護者として見たらコレは最悪だ。 胴抑制がなければ、ほんの一瞬目を離したとき、すぐにベッドから転げ落ちてしまうだろう。 父が病院から出られない理由は、このへんのこともあるのかもしれない。抑制のことは、(それ自体をわかっていない)本人よりも、見ている家族の方がしんどい。経験者ならうなずいてくれると思うけど。必要なことで、家族のせいではないとはいっても、「抑制の同意書」にサインするのは、おいらだ。どうしても、良心の呵責にさいなまれてしまう。最初の入院でこれを乗り越えるときは、むちゃくちゃ時間がかかった。 今も胸が痛むけど、おれは父が骨折をしたり、(万一いきなり起き出して、別の患者さんとぶつかったりして)怪我をさせたりするよりも、睡眠時の胴抑制を選ぶ。それでも、おれは「ありのままの父を受け止める」ことがなかなかできないでいる。 父が不機嫌な顔をすれば辛く、イライラして乱暴になれば悲しい。おれの顔を見て、「誰ですか」ということが、たまらなくさびしいのだ。家に戻ってから、今日は涙が止まらなかった。 Blog Runking of Welfare and Nurse ← だけど、おれはもっと強くなるだ! # by scallops | 2006-07-13 12:40
ここんとこ、父の様子はいいばかりではなかった。1月の「最悪の状態」から考えれば、かなりよくなっている。けど、冷静に見るとね、ある一定の状態以上にはならないのだ。もちろん肌の色は悪くないし、カサカサもだいぶよくなっているけど、冷えはとりきれてなく、元気もイマイチだったりする。 今回、表とにらめっこしてじっくり血液検査の結果を見たら、小さな問題がいくつもあった。どれも、西洋医学的には、いますぐどうのという重篤なものではない。けど、分子栄養学の考えで見ると、結構気になることが多いんだよね。もちろん漢方薬によってよくなった症状もあるから続けて飲んでるんだけど、これまで問題がなかった数値に問題が出てきているから、その異常は漢方薬の投与による副作用の可能性があるのだ。 高齢者の漢方薬投与を考えたときに、病院で処方してもらう利点はここにあるのだ。 定期的な血液検査で異常を数値で測れるから、早い段階で手が打てる。で、和漢の先生ももちろん西洋医という立場からこの数値を見るから、異常があれば問題視する。で、「肝機能の低下」さらに「低カリウム血症」の可能性があるといわれる。あうあうあう。今回、問題があったのは、下記に記した3カテゴリの数値。なかなかうまくいくもんじゃないよね。うう。 で、どういう対策になったかというと、「カリウム剤の投与」と、しばしの「現状見守り」。 まったく、心配はつきないもんだね。医学的にはまだ、それほど重要視されない程度なので、来月まで様子を見ることになった。で、おいらができることは、分子栄養学の勉強。また新しい本を取り寄せちったよ。血液検査の数値の見方が、西洋医学とはちょっと違ってくるからね。これは、医者だって見逃してるってはなしだし。まー、基準範囲から出ているからといって、それが必ずしも異常というわけではないので、心配しすぎないようにするけど。でも、勉強はしちゃうんだ。ぶぶぶ。 【今回の検査でひっかかった数値】 GOT (11~35) アスパラギン酸トランスアミナーゼ *63 GPT (6~39) アラニントランスアミナーゼ *46 LDH (115~245) 乳酸脱水素酵素 *252 ※肝臓の細胞が壊れると増加するため、肝細胞の障害の程度を示す。 肝臓以外の病気でも増える場合がある。 クレアチニン (M0.61~1.04) *0.45 K (3.5~5.0) カリウム *2.9 ※血液中の電解質の濃度。腎臓の病気やホルモンの異常、脱水などで増減する。 RBC (M438~577)赤血球数 *346 血色素量 (M13.6~18.3) ヘモグロビン *11.4 HCT (M40.4~51.9) ヘマトクリット値 *35.7 MCV (M83~101)平均赤血球容積 *103 ※ヘモグロビンは赤血球に含まれる酸素を運ぶための赤いタンパク質、ヘマトクリットは血液の中で赤血球が占める容積の割合。上記3つとも血液中の赤血球の量を示す検査で、貧血では低下。また、これらが増加している場合は多血症を示す。MCVは赤血球の大きさを表す。貧血を分類するときに役立つ。 Blog Runking of Welfare and Nurse ←問題って、無尽蔵にでてくるね・・・
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