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快晴。8時半に病院へ。
母は、黒のツーピースに黒真珠のネックレス姿。どっからどう見ても「もろ喪服」なので、車で待機してもらうことにした。おれは、父を迎えにいかなあかんから、カジュアルな黒いカットソーを組み合わせていったんだけど、さらに上に赤いジップアップを羽織って、病棟へ上がる。ここまで読んでも、ピンと来ない人に説明すると、「死」を連想させる黒づくめの服は、高齢者病棟では禁止、というのが暗黙の了解なのだ。 2週間以上前から「法事があるので、外出します」といっておいたけれど、やっぱり今日もその話は通ってなく、パパはぼんやりとベッドの上にいた。師長が顔を出してくれたので、「今日、法事で外出なんですよー」といったら、即行でトイレへ行っておむつの交換。そして「髭剃りを貸してくださいー」といったら、ひげをそってきてくれた。 トイレがやけに長いと思ったら、便もしっかり出たそうで、ちょっとラッキー。外がかなり暑いので、下着を半袖シャツに、さらに持参したYシャツとズボンに取り替えてもらう。ナースステーションに寄って外出届を書いて出し、階下へ降りた。 エレベーター内の鏡に映った父の頭がぼさぼさだったので、洗面所で手を濡らし、廊下でパパの頭をなでつけてたら、「あらまぁ。髪を整えてもらって。お幸せねぇ」と、清掃の係りの女性に声をかけられる。「いぁいぁいぁ、水つけてごまかしてるだけなので」といったら、「水油っていうじゃない。それで十分なのよ」といってくれた。そ、そういうものなのか。 病院の入り口前に駐車した車の脇で、病棟貸し出しのベージュの靴下を黒いのんに換え、車イスから移乗させる。9時出勤の看護師がやってきて挨拶してくれたので、「今日は法事で・・・」と説明しながら、久しぶりにネクタイと格闘した。なんかね、後ろの細いぺろんがうまい長さにならないんよ。しかも法事用の黒いネクタイって、厚手やし、なんかつるつる滑って結びにくいね。 いつでも気がきかない母は、今日もなんもしないで見てるだけだった。しかもね、黙ってるだけならいいんだけど、母はいつでも必要以上に騒いで周囲を不快にさせるから、ほんとに始末が悪いのだ。認知症の父に向かって「自分で結びなさい」と叱りつけたり、出勤前の看護師さんを大きい声で呼び止めて「手伝ってくださぁ~い」とかいうので、それを諌めるだけでむちゃくちゃイライラした。そういう一言で、実際にやっている者が焦ったりイヤな気分になるとか、一切考えない人なのだ。あー、書いて思い出すだけで頭にくる。 父が黙って動かないように協力してくれているのが、母にはわからないんだよね。物事を客観的に見る目がない。おれは、母のこういう無神経なところが本当にきらいだ。注意すると「わかった」と必ずいうのだが、その直後から何度でも同じことを繰り返すから、(たとえわかってなくても)「とりあえず『わかった』といっておけば、その場は切り抜けられる」とでも思っているのだろう。(母方親類の)叔母や祖母が、ふだんからおれを「かわいそう」ということがあるのだが、それは、こういう母の側面を昔から知っているから。ちょっと情けなくなる。 結局、病院を出発できたのは9時をだいぶ過ぎていた。 田舎に近い高速出口からすぐのコンビニに寄って、ヘア・ムースとくしを買い、髪の毛を簡単に整え、そこで父にジャケットを着せた。 以前ここへ来たときより、ずっと認知症が進んでいるせいか、田舎の風景を見ても、父の反応はイマイチ。ただ、思い出したように「(車窓から見える風景が)きれいだねぇ」「(お天気がよくて)最高だねぇ」といっていたので、父は、うまく喜びが表現ができないというだけで、たぶん、わかってはいたのだとは思う。そう思いたい。 家に着いたら、ちょうどT伯父も来たばかりだった。(つづく) Blog Runking of Welfare and Nurse ←続きを読みたいしとは、クリッコよろしこ!
by scallops
| 2006-05-21 23:11
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