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6時5分。ちょうどごはんを食べはじめたところだった。
相変わらずだらだらとこぼしてるものの、前よりずっと上手にごはんを食べている。前の病院では、誤嚥を防ぐため「絶対に、父が自分では食べないように」と注意を受けていたから、必ず家族が介助した。ところが、この病院では逆なのだ。同じく誤嚥を防ぐため「かならず自分で食べさせる」。 それでも、同じものばかり食べたり、お皿のなにもないところをスプーンで何度もすくっているのをみると、ギャラリーとしてはどうしても気になるわけで。いつもは、つい見かねて手を出してしまうが、今日はちょっと様子を見てみようかなと脇に座った。家に戻すことを意識すると、あるがままの父をもうすこし落ち着いて観察しなくちゃという気持ちになる。 介護士さんがやってきて「なるべく自分のペースで」と、おれの介助をけん制するように告げていった。そうなんだよね、家族は、ちょっと手を出しすぎるとこがあるかもしれない。 父ができないと、つい介助してしまう、てか、前の病院ではそれ推奨だったわけで、なんとなくクセが抜け切れてないように思う。効率よく食べさせて、早く部屋にいきたいっていう気持ちもある。けど、ゆっくり自分で食べさせること、ただひたすら見守ること、そのほうがほんとはたいせつなんだよね。そして「できること」「できないこと」、その境界の見極めがとってもだいじで。これについては、この病院の姿勢に学ぶところがとても大きい。 パパは時間をかけて食べる。おれはやることがなく暇で、あれこれ考えてるうち、ふと先週気になっていた足の(皮膚が乾燥してでる)粉粉のことを思い出す。食べるのに夢中な父の足元をそっとチェックしたら、まだ白いかさかさは残りつつも、だいぶよくなっていた。 食べ終わるころ、田舎のはなしをした。伯父の名前にはうまく反応してくれなかったが、法事があることを説明して、「でね、いこうと思うんだけど、パパはどうする?」と聞いたら、「いってもいいよ」とハッキリした声でいった。今日は田舎のことがイマイチわからないようだったのに、なんか妙にえらそうな物言いがおかしい。「じゃあ、外出届を申請するからね。朝、おれが迎えにきて、いつもの車で田舎までドライブだよ」。父は笑顔でうなずいた。たぶん5分後にはもう、忘れちゃうんだろう。けど、それでもおれは信じてる。パパが小さいころ学校に通った思い出の道を通れば、また目の輝きが戻ってくるはずなのだ。 食後、部屋に戻ると、急に大きな地震がきた。わお。「地震だ!」というと、父が間髪入れずに「こんなの、だいじょぶだ」といった。地震のときは、いつもどっしりしてて頼もしいいつものパパだ。 「甘いものが食べたい」というので、デザートのプリンを食べさせて歯磨き。足をヒザまでチェックしてボディバターを塗る。なんか、つま先までが、いつもよりずっと温かい。手を触ってみると、まったく冷たくなかった。なんか、なんか、なんか、冷えがとれてるやん。今日は、たまたまなんだろうか。いや、血行がよくなっているのは肌色を見れば明らかだ。すごい。 漢方薬を変えて5日目。すでにカラダに変化が起きてるってことは、証に合ってるんだろう。でも、気になることもでてきた。血行がよくなったせいか、皮膚のかゆみがひどいよう。太もも、腰、背中に、ひどい引っかき傷ができている。この件で、連休中に皮膚科の診察を受けることになった。先週の金曜日に見たとき、皮膚の乾燥と多少の引っかき傷はすでにあったんだけど、ここまでかゆがってはいなかった。漢方薬の軽い副作用という可能性もある。明日が平日だったら、和漢の先生に電話してお考えを聞けたんだけどなぁ。 左足の甲がややむくんでいたので、「すこしお散歩しよう」と誘い、回廊を2周した。途中、何度か顔見知りの患者さんに呼び止められ、はなしかけられる。スタッフの方の対応を真似して、同じはなしを繰り返す患者さんには相槌を打ち、お願いごとをする患者さんはスルー。患者さんの数人は、おれの目にも認知症が進んでいるのが明らか。認めたくはないけど、パパのそのうちのひとりだ。 パパは体の調子はよさそうで、わりと楽しそうに見えた。途中、よく聞き取れない文句をぶつぶつといいだしたが、聞いたら「別に困ってるわけではない」といった。 「トイレに行きたい」というので介助。パッドが汚れていたので、スタッフに「新しいパッドを1枚持ってきて欲しい」と告げると、手際よく換えてくれた。介助しながら、「寝てる間の尿量がものすごく多いですね」というのは、介護士のMさん。やっぱりそうなんだ。父は、誤嚥性肺炎を引き起こす前の、まだ調子よかったときの状態に戻っている。ちょっとドキドキした。 父をベッドに寝かせた後、法事の日の外出届けをお願いし、皮膚科の診察に立ち会う旨を告げて、洗濯物を持って帰る。 Blog Runking of Welfare and Nurse Thanks for reading !
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| 2006-05-03 03:34
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